山崎宇宙飛行士 無事に帰還
山崎直子さんが無事に帰還、日本人宇宙飛行士としては7人目、女性宇宙飛行士として二人目のシャトル搭乗者になる、最後の搭乗者でもある。ディスカバリィーが今回のフライトで引退を決めたため、これから宇宙に行くのはロシアのソユ-ズだけになる。山崎さんは今回のフライト実現のために協力してくれた家族への感謝を語っている。女性が仕事を続けることは、男性よりも大変だ。男の影で女が夢を捨て尽くす話は沢山あれど、女のために男が夢を捨てる話は聞かない。山崎さんの夫は自分の夢を妻のためにあきらめ、家庭に入り子育てや家事をこなす主夫となった。まあ、なんてアンドレ見たいな人なの!!! やっぱりアンドレは本当にいるのね、お話の中だけのウソか理想だと思っていたけど、捜せば見つかる本当の男。
人生は廻る輪のように
本屋でふと手に取った一冊「人生は廻る輪のように」、死の研究で有名なエリザベス・キューブラー・ロス博士の自伝。なんとなくページをめくり飛ばして読んだだけだが、一度じっくり全部読まなければいけないと思う本。ロス博士は死に行く人へのインタビューや、臨死体験を集め死後の存在を科学者として研究した。彼女は多くの反対者に妨害された、死の研究が人々に動揺を与えたからなのか。人間にとって死は最大の恐怖、それを研究することはかなり勇気が必要だったろう。死の後に待っているなはいったいなんだろう? 死によって全てが終るのだろうか? それとも何かが待っているのか?もっと考えて行きたい。
ノーベル平和賞をイラン政府が押収
2003年にイスラム教徒の女性として始めてノーベル平和賞を受賞したシーリーン・エバーティー氏。彼女の平和賞のメダルと賞状が、11月にイラン政府によって押収された。イスラム教の教義は伝統的に女性を差別的に扱う、そのため多くのイスラム圏では女たちが社会的に苦しんでいる。彼女は勇敢にも伝統的な社会に改革を求めて戦う、当然男たちがそれを許すはずもなく、今度の平和賞の押収も有りうることだ。彼女は長く法律家として人権を守る戦いを続けてきた。イランはかつてアメリカの傀儡であるパーレビ国王により治められていたが、1979年のイラン・イスラム革命によりイラン共和国となる。国王はパリに亡命、後に死亡。イラン革命のニュースは衝撃だった、指導者ホメニイ師の登場はイスラム社会だけでなく、欧米や日本でも大きな激震だったのだ。 日本人にとってイスラムは未知の世界、いまだにその姿を知らない、一般的な日本人のほとんどがイスラムをまったく知らないはずだ。断片的な偏った情報だけが飛び交い知った気になっている。もちろんイスラムとどこで出会えばよいのか、入り口さえない。日常的に触れ合う出会いの場さえないのだから無理もないだろう。エバーティー氏はイスラムへの誤解を解くためにも奔走している。イラン革命は、他のイスラム圏の国の女性たちの抱える社会的な制約を大きく取り除いていった。イランの女性の社会進出や大学への進学率は50%を超える、これは他のイスラム国では考えられない数だ。それでもまだまだ沢山の制約がいまだに存在する、エバーティー氏は頑固なイスラムの伝統と粘り強く戦ってきた。陰ながら彼女の戦いを応援したい。
リゴメルタ・メンチュウ
先住民女性が、1992年ノーベル平和賞を受賞した。彼女の祖国グワテマラで軍事政権が先住民を迫害、家族を殺されメキシコに亡命、長い戦いの日々が始まる。マヤ人の誇りと権利を守るために彼女は世界に訴える。1960年から1990年まだ続いたグワテマラ内戦で軍事政権が犯した人権侵害に対抗するため、農民総委員会の活動家となり抵抗運動をする。やがて彼女を女性人類学者が取材しインタビューを本にまとめ紹介する、ここから彼女は世界にその名が知られることとなる。 1990年彼女は、「先住民族の権利に関する国際連合宣言」の草稿をまとめる協議に参加。国連で採決されるが批准した国のほとんどが先住民のいない先進国だったことは、この問題が本質的に深いことを物語る。日本の先住民やマイノリティーの問題もまだ解決されていない、語ることさえはばかれるのは深刻だ。グワテマラはスペインの植民地だったため今もスペインとの繫がりがあり、内戦時代の7人の元政府関係者が大殺害と拷問の罪で2006年12月23日に裁判のため引渡しを求められた。スペイン政府はスペイン市民が関与しない事項でも審議できると判断した。 2007年の大統領選にメンチュウ氏は立候補するも一次選で落選、先住民女性初の大統領誕生とは至らなかった。自分としては、メンチュウ氏が暗殺されずに今も活躍していることを知り、嬉しく思った。グワテマラは、コーヒーの産地としてしか日本に知られていない国だが、もっとこの国のことを知ってほしいと思った。
女盗賊プーラン
インドは21世紀の現代でも、古代から5000年も続くカースト制度が社会を縛っている。そんなインドにひとりの女が革命の狼煙を挙げる、女盗賊プーランと呼ばれた女である。インドは四代文明のひとつ、インダス文明が栄えた国。古代の風習が未だに生きていて、先進国にはよく理解できない国だ。迷信や伝説に支配され、呪いや魔術が人々に信じられている。先進国の近代的な考え方がどうしても受け入れられない、頑迷さにより、未だに開放されない人々。カースト制度はインド人にとって社会を形作る基本と未だに考えている、そのため生まれた階級から一生抜け出せない。差別は当たり前、自由や基本的人権など理解できない。そもそもインドの宗教、ヒンズー教に差別が説かれているからだ。一番貴い身分は僧侶階級のバラモン、二番目は貴族階級のクシャトリア、三番目は市民階級のヴィシャ、四番目は奴隷階級のスードラ、そして一番下にある身分は非人と呼ばれるバーリアである。 フランス革命は市民が貴族に革命を起こし古い体制を破壊した、それがヨーロッパの近代を推し進める原動力になった。善くも悪くも先進国は人間は平等であると宣言をして発展した、ただし、これが通用するのは始め白人の男だけであった。この革命的な人間の平等という考えは、女や奴隷扱いされた黒人やアジヤ人や先住民たちにもだんだん広がった。しかし、インドではまったく古代のまま21世紀を迎えてしまったのだ。 プーランは四番目の身分スードラに生まれ、一方的な差別でいじめられる少女時代をすごし、やがて盗賊団に入り女盗賊として有名になった。彼女は二回の結婚をする、始めは親が決めた結婚で、無理やり嫁ぎいじめられ追い出された。それは狭い村ではよくある話で、出戻ったプーランは村人から離婚されたみっともない女としていじめられる。インドでは女は男より劣る存在とされ、教育も受けれずとことんいじめられる。この国の男たちは、女をいじめて憂さ晴らしをしているのだろうか?とにかく酷い話だ。このプーランを、拾ってくれたのは盗賊団のリーダー、同じスードラの男は同情して迎え入れてくれた。彼女はこの男と結婚し盗賊として生きる、金持ちから奪い貧乏人にそれを分ける。現代の義賊として活躍、しかし夫が仲間に殺され、自分も村人に捕まりリンチされる運命が待っていた。開放された彼女は復讐をする、村人20人を射殺した、そしてお尋ね者になる。彼女はこのことで一躍インドの伝説の女となった。そして、やがて自分から自首し11年の禁固刑になる、刑務所は彼女にとって始めての安全な所だった。プーランはそこで考えた、これからは自分のような不幸な人間をひとりでも無くそうと。そして、議員として立ち見事当選。かつて、銃を持った手にマイクを持ち、人々に訴えるプーラン、インドの社会を変えるための言葉の戦いを始めた。しかし、運命は皮肉にもかつて殺した村人の復讐で終る。彼女は暗殺されたのだ、ここに数奇な女の一生が終った。 インドは何時までもカースト制度のままの国なのだろうか?ヨーロッパが多くの犠牲を払い手に入れた、人間の平等という理想はインドでは根付かないのか? プーランの人生はインドの苦しみそのものだ。
複合汚染
NHKでドラマ「派遣のオスカル」が放送になる、それを記念してオスカルの仲間を書きたい。ここで紹介するのは前にも書いたレイチェル・カーソンと作家の有吉佐和子の二人、共通は環境汚染の警告本を書いたことだ。レイチェルの「沈黙の春」は、世界でも一番早い警告の書としてセンセーショナルな事件にもなった。60年代のアメリカはまだ環境に対するモラルもなく利益一辺倒の時代だったから、当然レイチェルは企業から目の敵にされた。環境の安全より利益を優先することが当たり前だと考える輩は今もあちこちにいる、新興国の中国やインドそれに東欧や中南米やアフリカにはうじゃうじゃ。50代の彼女は、末期ガンを抱えながら企業と法廷で戦う。時代はケネディー政権、政府の審問委員会が彼女の正しさを証明し法廷の戦いは勝利に終る。しかし、公害が世界的な問題になるのはこれが始まりだった。 日本で環境汚染を本格的に警告したのは、有吉佐和子の「複合汚染」だろう。本が出た79年は「沈黙の春」から17年も後、公害問題もやっと社会認識され始めた頃だった。利益か安全かの問題が、まるで鶏が先か卵が先かの堂々巡りのように虚しく振り回される。安全より目先の利益優先の輩はこの国のお偉いさん、犠牲になるのは弱い者たち国民。この後、さすがに危険がわが身に迫ることを知り、国民は戦うことになった。水俣病や四日喘息などの公害訴訟に立ち上がるのだ、それは壮絶な戦いであったが、過去の話にしてはいけない。
国際ゴリラ年
今年は国際ゴリラ年なのである、国際的にゴリラを考えようと決めた一年なのだ。昔、キングコングなんていう映画があって、ゴリラはいかにも凶暴で人間を襲って食べたりするイメージで見られていたが、大いなる間違いだ。本当のゴリラについてちゃんと研究してゴリラたちの保護に尽力したのが、アメリカ人研究者のダイアン・フォッシーである。彼女はコンゴの山奥で現地の人々に協力させ、大変な苦労を重ねながら研究を進めた。本当のゴリラは心優しく臆病で繊細な家族愛の強い生き物だ、その姿をダイアンが初めてコンゴの山奥で知った。この研究でダイアンが住んだアフリカはどの国も内戦や飢饉で人間さえ生きるのが大変だった、1960年代のことである。21世紀のアフリカは今も変わっていない、相変わらず不安定な国ばかりで動物など誰が心配するのか?安全な日本でさえ不況で生活は不安だ、でもそれだからこそ動物たちのことが気にかかる。 動物園の人気者は、ゾウさんキリンさんゴリラさんと子どもたちにはヒーローのように思われているゴリラ。研究者ダイアンは、現地の密猟者たちとゴリラを巡って戦争状態といえる最悪な関係となり、その最後は1985年12月29日の深夜何者かに殺害された、享年53歳人間よりゴリラを愛した一生だった。現地人は生活のために動物を無差別に密猟し金に換える、そのためにゴリラやそのほかの動物は激減した。今は国でゴリラの保護をしているが、それもダイアンの犠牲があってこそだ。彼女の研究所のはやがて世界中から研究のために学生たちがやって来た。日本人学生の山極寿一氏もここでゴリラについて学んだ一人で、彼は今日本でゴリラの第一人者である。 多くの日本人にとってはアフリカのゴリラなど考えたこともないだろう、動物園のゴリラさえよほどゴリラ好きでなければ考えるだろうか?ペットではない動物に人間がどれほど感心を持つのだろうか?つい悲観的になる、ダイアンの人生もほとんど知らないはずだ。彼女は、オスカルのように自分の信念にしたがって戦いそして死んだ、その一生は壮絶だった。妥協しない頑なな性格は敵も多く作り、最後は殺されてしまう、犯人は見つからないないままだ。ゴリラを愛しすぎたために死んだ女、人々は彼女に何を思うのか?
オスカルの仲間
新しくオスカルの仲間というカテゴリを作った、これはあまり知られていない戦う女たちを紹介したいと考えたからだ。様々な分野で活躍した、又はしている女たちを知ってほしいからである。歴史に語られる有名人もいれば、ほとんど知られていない隠れた女たちも沢山いる、出来れば隠れた女たちを発掘して紹介していきたい。 彼女たちのことを知るだけでも人生の励みになるだろう、自分に出来ることはこんな事しかないががんばって沢山の生き様を書いてみたい。とりあえず、今日はお知らせだけね!
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